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ジャズスタンダードバイブル トランペットで全部吹く。

ジャズスタンダードバイブル トランペットで全部吹く。#19

Jazz Standard Bible

日本全国のジャムセッションで共通の曲集として使われているジャズスタンダードバイブル。通称黒本。

そのジャズスタンダードバイブルを最初から最後までトランペットもしくはフリューゲルホルンで演奏してみようという企画です。

一応ルールとしては
テーマを1コーラス、そしてアドリブを1コーラスずつ演奏。
ただし伴奏に使うアプリ、iReal proで再現困難な曲は除外。
撮影機材は用意するのが大変なのでスマホのみ。
編集が面倒なのでノーカット、音にエフェクト掛けるのは禁止。

 

 

曲の難易度ランク付けってたまにものすごく迷うことがあるんですが、結局あれこれ考えてもどうにもならないので少し考えてみて迷ったらえいやっと付けてしまっています。
特に初級+と中級-ってどう違うのと言われるとものすごく困ります(笑)
これはどう見てもおかしいだろというものは後でこっそり修正したりしますが。
というわけで今回も難易度判定に悩みつつ参ります。更新19回目!

※難易度分けは初級- 初級+ 中級- 中級+ 上級- 上級+の順。文中に出てくるキーや音名などは全てinBb表記。

 

 

If I Were A Bell


初級+

初級-でも良いんだけど一部Bメジャーに転調してるし・・・というわけで初級+
マイルスデイビスの演奏で有名であることは言うまでもないでしょう。
もちろんジャムセッションでも頻繁にコールされます。

有名なプレイヤーによる演奏のイメージが強すぎてなかなかそこから抜け出せないという曲は少なからずあるものですが、トランペットプレイヤーにとってのこの曲もそんな曲の1つであると言うことができると思います。

 

 

If You Could See Me Now


中級-

名前は知ってたけど一度も演奏したことのなかった曲です。
ジャムセッションでもコールされていたのは多分見たことがなかったような・・・。
特にインストプレイヤーからのコールは多くない方だと思います。
このシリーズ中、今回初めてフリューゲルホルンで演奏してみました。
こちらもマーティンコミッティと同じく借り物で1952年製のケノン、ラファイエットです。
マウスピースもちょっと変わったものを使っているのですが(しかし正直吹きづらいっていう・・・)、いずれ機会があればご紹介します。

 

 

Impressions


中級-

モードジャズの代表的な曲であるSo Whatと同じチェンジを持つ曲です。
一部のジャズプレイヤーの間ではモードというと神棚に上げてしまうというか、そんな風潮を感じることがありますが、個人的にはそんな必要は全く無いと思います。
モードと呼ばれているジャンルの曲だって臆することなくどんどん挑戦していくべきです。
正しいか正しくないかを気にしすぎるよりまずはやってみましょう。

 

 

In A Mellow Tone


初級-

キーがBbメジャーとやり慣れないキーではありますが、それ以外はシンプルなコードチェンジとなっておりとっつきやすい曲であると言えます。
ジャムセッションでコールされるのは多い方ではありませんが、大変有名な曲ですし断られることはまずないかと思います。
その上テーマもシンプルですからBbメジャーへ慣れるための課題曲として最適でしょう。
個人的にこの曲はクラークテリーがフリューゲルで演奏しているイメージが強いのですが・・・もう音程とかは気にしてはいけません(笑)


 

 

In A Sentimental Mood


中級-

続いてこちらも超有名曲。
トランペットというよりはテナーサックスによる演奏が多いかと思いますし、個人的に印象深い演奏もやはりコルトレーンとエリントンによるものです。
トランペットにとっては少しきつい音域を演奏しなければならず、このキーでゆったりと演奏するのはちょっと大変かもしれません。

 

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