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ジャズスタンダードバイブル トランペットで全部吹く。#14
日本全国のジャムセッションで共通の曲集として使われているジャズスタンダードバイブル。通称黒本。
そのジャズスタンダードバイブルを最初から最後までトランペットもしくはフリューゲルホルンで演奏してみようという企画です。
一応ルールとしては
テーマを1コーラス、そしてアドリブを1コーラスずつ演奏。
ただし伴奏に使うアプリ、iReal proで再現困難な曲は除外。
撮影機材は
これだけ多くの曲を演奏して公開していると僕の演奏パターンがモロバレになってしまい、非常にお恥ずかしい限りです。
やはりアプリの伴奏だとなかなかアイディアがスパークしていかないというか、独特の難しさがあります(という言い訳)。
ま、全ては練習あるのみ。更新14回目行きましょ!
※難易度分けは初級- 初級+ 中級- 中級+ 上級- 上級+の順。文中に出てくるキーや音名などは全てinBb表記。
Good Bait
初級+
ビバップの隠れた名トランペッター、ファッツナバロの演奏で有名な曲です。
残念ながらジャムセッションでコールされることはあまりありませんが、リズムチェンジに近いコードチェンジの曲ですのでぜひとも挑戦してみて欲しい曲です。
Groovin' High
初級+
グッドベイトと同様、ビバップの名曲です。
こちらはディジーガレスピーによる演奏が有名なのは言わずもがなです。
決して難しい曲ではないのですが、脱初心者を目指すくらいのプレイヤーにとってはテーマもコードチェンジも丁度良い練習になるのではないでしょうか。
Have You Met Miss Jones
中級-
個人的に好きだけどなかなか吹きこなせない曲です。
特にBセクションのコードチェンジはコルトレーンチェンジに似たような構造になっており、よく注意して練習する必要があります。
Here's That Rainy Day
中級-
あまりジャムセッションでは聴かない曲です。
恐らくボーカリストによるコールが主ではないかと思います。
僕自身今まで演奏したことのなかった曲ですが、とても美しくて演奏しがいのある曲です。
キーもコードチェンジも決して難しくはありません。
Hot House
上級-
テーマが鬼のように難しくてリテイク連発、そして急速に奪われていく唇の体力とやる気・・・。
What Is This Thing Called Loveとコードチェンジが同じですし、ジャムセッションでのコール率もそっちの方が断然上。
なら練習する意味ある?と思われそうですが、ビバップのエッセンスを理解するためには必須とも言える曲です。
ちなみに同じコードチェンジでSubconscious-Leeという素晴らしい曲もありますのでそちらも必ずチェックしておきましょう(笑)
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ジャズスタンダードバイブル トランペットで全部吹く。#13
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