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トランペットのピストンについて(ピストン関連1)
今回はトランペットのピストンに関していくつか書いてみようと思います。
トランペットを始めたばかりの方にとって意外とトラブルの元となりがちなのがピストン関連のことなんですよね。
トランペットのピストンの調子が悪い!さてどうする?(ピストン関連2)
トランペットのピストンの調子が本当に悪い!!!というとき(ピストン関連3)
超基本:ピストンの向き
トランペットを始めたばかりのとき戸惑いやすいのがピストンに向きがあるということかもしれません。
いつも生徒さんにはトランペットの練習をする前に毎回必ずバルブオイルを塗ってくださいねとお伝えしているのですが、バルブオイルを塗った後に誤った向きでピストンをセットしてしまう方がたまにいらっしゃいます。
ピストンの向きが間違っているとトランペットの内部を空気が通ることができず、音が出なくなってしまいます。
その状態で吹いても全く音が出ないので初心者の方はここでパニックになってしまうかもしれませんが、落ち着いて下の文章を読み進めていってください。
ピストンの向きがおかしいのが原因か!といってそのまま捻って向きを変えるようなことはくれぐれもしないでください。
トランペットのピストンにはそれぞれ1、2、3と番号があり、ほとんどの場合はその番号が刻印されています。
この写真では少し見づらいかもしれませんが、赤丸の部分がそうです。
基本的にはこの番号が真っ直ぐにマウスピースを差す側を向いているのが正解です。
厳密に言えばバルブガイドと呼ばれる写真の白いプラスチックのパーツ(真鍮製のことも)がバルブケーシング内の切り欠き部分にはまっているのが正常な状態です。
下の写真でバルブケーシング内に段差があり、その一部が切り欠きになっているのがお分かりかと思います。
今回例に挙げたのは僕が普段使っているBachのトランペットですが、ヤマハなども大体はこのような構造です。しかしブランドや製造された時代によって若干異なることがあるので注意しておきましょう。
僕が持っている少し古めのジュピターのポケットトランペットなどは番号が書いておらず、何も考えずいつものように分解清掃をしたら組み立てる時に番号がわからず苦労しました。
もし誤った向きで入れてしまったら
ピストンを誤った向きで入れてしまったらそのまま縦に引き抜いて向きを確認した上で正しく入れ直しましょう。
上でそのまま捻ってはいけないと書きましたが、ピストンをバルブケーシングに入れたまま捻ることによってピストンに横向きの傷が付く恐れがあるからです。
もちろん誤って捻ってしまったところで1回や2回程度でダメになることはほぼありません。
しかしトランペットのピストンはトランペットの中で最もデリケートな部品ですからピストンの取り扱いには細心の注意を払いましょう。
もしピストンを誤って落としてしまったら
そもそもピストンは絶対に落としたりぶつけたりしてはいけません。
トランペットという楽器は実は他の管楽器に比べてさほどデリケートに取り扱う必要は無いのですが、ピストンだけは別です。
もし落としてしまった場合は拾ってそのままバルブケーシングに挿入してはいけません。
まずは水で洗ってピストンに付着した砂や埃を落としましょう。
その後目視で落としたことによる傷が付いていないかよく確認します。
そこで傷が付いているようであれば楽器屋さんへ持ち込んで相談しましょう。
目視で確認できないようであればバルブオイルをたっぷりと塗って恐る恐るバルブケーシングに挿入してみましょう。
途中で引っかかったり違和感を感じたらすぐに取り出し、こちらも楽器屋さんへ直行です。
トランペットのピストンに傷が付いてしまった場合、ごく軽度のものであれば調整して使用することは可能です。
しかしそれ以上の傷となってしまうと最悪そのピストンを使うことができなくなってしまいますのでピストンの取り扱いには本当に気をつけるようにしましょう。
トランペットを始めたばかりの方にとって意外とトラブルの元となりがちなのがピストン関連のことなんですよね。
トランペットのピストンの調子が悪い!さてどうする?(ピストン関連2)
トランペットのピストンの調子が本当に悪い!!!というとき(ピストン関連3)
超基本:ピストンの向き
トランペットを始めたばかりのとき戸惑いやすいのがピストンに向きがあるということかもしれません。
いつも生徒さんにはトランペットの練習をする前に毎回必ずバルブオイルを塗ってくださいねとお伝えしているのですが、バルブオイルを塗った後に誤った向きでピストンをセットしてしまう方がたまにいらっしゃいます。
ピストンの向きが間違っているとトランペットの内部を空気が通ることができず、音が出なくなってしまいます。
その状態で吹いても全く音が出ないので初心者の方はここでパニックになってしまうかもしれませんが、落ち着いて下の文章を読み進めていってください。
ピストンの向きがおかしいのが原因か!といってそのまま捻って向きを変えるようなことはくれぐれもしないでください。
トランペットのピストンにはそれぞれ1、2、3と番号があり、ほとんどの場合はその番号が刻印されています。
この写真では少し見づらいかもしれませんが、赤丸の部分がそうです。
基本的にはこの番号が真っ直ぐにマウスピースを差す側を向いているのが正解です。
厳密に言えばバルブガイドと呼ばれる写真の白いプラスチックのパーツ(真鍮製のことも)がバルブケーシング内の切り欠き部分にはまっているのが正常な状態です。
下の写真でバルブケーシング内に段差があり、その一部が切り欠きになっているのがお分かりかと思います。
今回例に挙げたのは僕が普段使っているBachのトランペットですが、ヤマハなども大体はこのような構造です。しかしブランドや製造された時代によって若干異なることがあるので注意しておきましょう。
僕が持っている少し古めのジュピターのポケットトランペットなどは番号が書いておらず、何も考えずいつものように分解清掃をしたら組み立てる時に番号がわからず苦労しました。
もし誤った向きで入れてしまったら
ピストンを誤った向きで入れてしまったらそのまま縦に引き抜いて向きを確認した上で正しく入れ直しましょう。
上でそのまま捻ってはいけないと書きましたが、ピストンをバルブケーシングに入れたまま捻ることによってピストンに横向きの傷が付く恐れがあるからです。
もちろん誤って捻ってしまったところで1回や2回程度でダメになることはほぼありません。
しかしトランペットのピストンはトランペットの中で最もデリケートな部品ですからピストンの取り扱いには細心の注意を払いましょう。
もしピストンを誤って落としてしまったら
そもそもピストンは絶対に落としたりぶつけたりしてはいけません。
トランペットという楽器は実は他の管楽器に比べてさほどデリケートに取り扱う必要は無いのですが、ピストンだけは別です。
もし落としてしまった場合は拾ってそのままバルブケーシングに挿入してはいけません。
まずは水で洗ってピストンに付着した砂や埃を落としましょう。
その後目視で落としたことによる傷が付いていないかよく確認します。
そこで傷が付いているようであれば楽器屋さんへ持ち込んで相談しましょう。
目視で確認できないようであればバルブオイルをたっぷりと塗って恐る恐るバルブケーシングに挿入してみましょう。
途中で引っかかったり違和感を感じたらすぐに取り出し、こちらも楽器屋さんへ直行です。
トランペットのピストンに傷が付いてしまった場合、ごく軽度のものであれば調整して使用することは可能です。
しかしそれ以上の傷となってしまうと最悪そのピストンを使うことができなくなってしまいますのでピストンの取り扱いには本当に気をつけるようにしましょう。