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バックのトランペットでド#の音程が上ずるときの解決策
前回に引き続き若干マニアックな記事が続きます・・・。
世界中でスタンダードなトランペットとして名高いバックストラディヴァリウス180MLですが、こいつの3番管の伸ばせる長さって短くありませんか?
ヤマハなどスクリュータイプのストッパーを採用しているものは全く不便を感じないのですが、バックのこの方式はとても不便だとずっと前から思っていました。
トランペットの3番管は123(指番号)のド#や13(同)のレなどを演奏するとき、音程の調整のために伸ばすものです。
人によっては3番管など伸ばさなくても正しい音程を吹けるという方もいますが、その状態で正しい音程と音のツボを捉えることは容易なことではありません。
本来123のときには3番管だけなく1番管も伸ばすのが正式なやり方なようなのですが、トランペットの持ち方や指の器用さによっては1番を動かすのが困難な場合もあります。
僕も後者の理由により1番管は動かさない派なので3番管はたっぷり伸ばせる仕様の方が都合が良いのです。
というわけで今回僕のトランペットに装着したのがバックのアルティザン用のストップロッド(3番トリガー用ロッド、ストッパー軸とも)です。
アルティザンというのはヴィンテージのバックを意識したモデルで、現在バックから発売されているトランペットの中で唯一ロングタイプのストップロッドを採用しています。
https://www.nonaka.com/bach/instruments/trumpet/bb/artisan/index.html
バックとしては一部のクラシック曲で用いられることのあるペダルEbに対応するためということなのですが、このパーツが180MLにそのまま流用できるのです。
いつもお世話になっている楽器店へ発注したところ取り寄せに1週間ほどかかりましたが、お値段540円ですからなかなかのコスパです。
僕はパーツの引き取りついでに取り付けもお願いしてしまいましたが、ロードバイクの整備などに使うアーレンキー(六角棒レンチ)さえあれば自分で取り付けることも可能です。
いかがでしょう?
下のノーマルのストップロッドと比べるとかなり長さが違います。
この状態で全開にすると流石に音程が低すぎてしまいますし、カチッと金属の当たる音がします。
そのままでも演奏には全く支障はないのですが、せっかくなのでちょい足しチューンでこんなものを・・・
ホームセンターで売っているゴム製Oリングです。値段は150円しないくらいでした。
ストップロッドの直径は約3ミリなので内径2.8ミリのこのサイズがぴったりです。
これを先ほどのストップロッドに差し込むと・・・
こんな感じになります。
まるで専用パーツであるかのような見栄えじゃないです?
3番管を伸ばしてストッパーに当ててみても「カチッ」ではなく「トンッ」となんだか高級感のある当て心地です(笑)
というわけで今回はこんな感じです。
以前はストッパーネジを外して紐をストッパーとしていましたが、紐よりこっちの方がストレスなく使えています。
もし気に入らなかったら簡単に元に戻せますし、合計1000円以下の出費で改造可能です。
今回のネタは正直言ってバック使いの間では知られた話なんですが、ネットであまり紹介されていないようなので書いてみました。
180MLを使っていて3番管のストッパーでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
世界中でスタンダードなトランペットとして名高いバックストラディヴァリウス180MLですが、こいつの3番管の伸ばせる長さって短くありませんか?
ヤマハなどスクリュータイプのストッパーを採用しているものは全く不便を感じないのですが、バックのこの方式はとても不便だとずっと前から思っていました。
そもそも何のために?
トランペットの3番管は123(指番号)のド#や13(同)のレなどを演奏するとき、音程の調整のために伸ばすものです。
人によっては3番管など伸ばさなくても正しい音程を吹けるという方もいますが、その状態で正しい音程と音のツボを捉えることは容易なことではありません。
本来123のときには3番管だけなく1番管も伸ばすのが正式なやり方なようなのですが、トランペットの持ち方や指の器用さによっては1番を動かすのが困難な場合もあります。
僕も後者の理由により1番管は動かさない派なので3番管はたっぷり伸ばせる仕様の方が都合が良いのです。
解決策は
というわけで今回僕のトランペットに装着したのがバックのアルティザン用のストップロッド(3番トリガー用ロッド、ストッパー軸とも)です。
アルティザンというのはヴィンテージのバックを意識したモデルで、現在バックから発売されているトランペットの中で唯一ロングタイプのストップロッドを採用しています。
https://www.nonaka.com/bach/instruments/trumpet/bb/artisan/index.html
バックとしては一部のクラシック曲で用いられることのあるペダルEbに対応するためということなのですが、このパーツが180MLにそのまま流用できるのです。
いつもお世話になっている楽器店へ発注したところ取り寄せに1週間ほどかかりましたが、お値段540円ですからなかなかのコスパです。
僕はパーツの引き取りついでに取り付けもお願いしてしまいましたが、ロードバイクの整備などに使うアーレンキー(六角棒レンチ)さえあれば自分で取り付けることも可能です。
いかがでしょう?
下のノーマルのストップロッドと比べるとかなり長さが違います。
この状態で全開にすると流石に音程が低すぎてしまいますし、カチッと金属の当たる音がします。
そのままでも演奏には全く支障はないのですが、せっかくなのでちょい足しチューンでこんなものを・・・
ホームセンターで売っているゴム製Oリングです。値段は150円しないくらいでした。
ストップロッドの直径は約3ミリなので内径2.8ミリのこのサイズがぴったりです。
これを先ほどのストップロッドに差し込むと・・・
こんな感じになります。
まるで専用パーツであるかのような見栄えじゃないです?
3番管を伸ばしてストッパーに当ててみても「カチッ」ではなく「トンッ」となんだか高級感のある当て心地です(笑)
というわけで今回はこんな感じです。
以前はストッパーネジを外して紐をストッパーとしていましたが、紐よりこっちの方がストレスなく使えています。
もし気に入らなかったら簡単に元に戻せますし、合計1000円以下の出費で改造可能です。
今回のネタは正直言ってバック使いの間では知られた話なんですが、ネットであまり紹介されていないようなので書いてみました。
180MLを使っていて3番管のストッパーでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。