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ジャズスタンダードバイブル トランペットで全部吹く。#13
日本全国のジャムセッションで共通の曲集として使われているジャズスタンダードバイブル。通称黒本。
そのジャズスタンダードバイブルを最初から最後までトランペットもしくはフリューゲルホルンで演奏してみようという企画です。
一応ルールとしては
テーマを1コーラス、そしてアドリブを1コーラスずつ演奏。
ただし伴奏に使うアプリ、iReal proで再現困難な曲は除外。
撮影機材は
最近中古のモネットのマウスピース、レゾナンスB2S3PRANAをお手ごろ価格で入手できました。
普段使っているのはほぼ同じモデルのB2S3Wで大変満足しているのですが、万が一のことを考えてスペアが欲しいなと思ってまして・・・。
ほぼ同じモデルなので同じ感覚で吹けるだろうと思っていたところ案外予想外の結果になりました。
日本語だとモネットのノーマルとワイドリムについての解説があまり無いのでもう少し試したらちょっと書いてみたいと思います。
※難易度分けは初級- 初級+ 中級- 中級+ 上級- 上級+の順。文中に出てくるキーや音名などは全てinBb表記。
Four On Six
初級+
ギターの曲ってイメージしかないのですが一応演奏してみましたが・・・
うーん微妙・・・これ以上イメージが湧かない・・・
ギタリストがいれば素直にテーマをお願いしてしまうのが無難でしょう(笑)
Freddie Freeloader
初級+
ブルースをアレンジした曲ですがジャムセッションで演奏されているのは一度も見たことがありません。
僕もほとんど演奏したことはありませんでしたがシンプルな中にカッコいい要素が込められていてとてもよくできた曲だなと思います。
曲名はよくマイルスのライブをタダで観ようとした人物にちなんでつけられたとのことです。
そんな理由でもマイルスに曲名にしてもらえるなんて羨ましい限りです(笑)
Georgia On My Mind
中級-
日本でも「我が心のジョージア」の邦題で非常に知名度の高い曲です。
個人的には几帳面に演奏するというよりブルージーな雰囲気を活かして演奏した方がしっくりくる曲ではないかと思います。
決して複雑な曲ではありませんが、僕をはじめとして心の中にブルースが流れていないプレイヤーにとっては難しい課題です。
Giant Steps
上級-
多くの人がコルトレーンチェンジを学ぶ上ではじめに取り掛かる曲です(厳密な意味ではこの曲では不完全なコルトレーンチェンジしか用いられません)。
速いしコードチェンジも複雑だし、その上テーマがトランペットにとっては非常に吹きづらい音域です。
動画では無理矢理吹きましたが、テーマで燃え尽きてしまうとその後のソロで手も足も出なくなってしまいます。
無理せず適当なところでオクターブ下げましょう。
ジャムセッションで一般的なのかは分かりませんが、たまにゆったりとボサで演奏されることもあります。
意外とイイ感じになりますのでお試しあれ。
The Girl From Ipanema
中級-
有名曲だしあんまり難しそうには聴こえないけど実はちょっと難しい、厄介な曲です。
Giant Stepsで苦しめられた後、この曲は楽勝でしょ~と思って収録に臨んだらまさかのリテイク多発(笑)
ポイントはよく出てくるAb7にあまり惑わされないこと。
それとBセクションでどんなスケールを使うかよく意識して練習することでだんだん慣れてくると思います。
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ジャズスタンダードバイブル トランペットで全部吹く。#12
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