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演奏機材

KGU Brass トリムキット

トリムキットの外箱

KGU Brassというブランドをご存知でしょうか?https://kgubrass.com

マウスピースに装着するブースターやボトムキャップなどを作っているウクライナのメーカーです。

僕も友人のトランペッターに勧められるまで名前も聞いたことのないブランドだったのですが、昨年10月から使い始めてかなり良い調子なのでご紹介します。

箱の中身ウクライナと聞いてちゃんと発送されてくるのかと不安になりましたがebayで発注して大体1ヶ月くらいで無事到着。
こんな感じで収納されています。


箱がマグネットで閉じる構造になっているのですが、質素な箱で良いからもうちょい安くしてくれよと思うのは僕だけでしょうか(笑)

箱から取り出したところ

取り出してみるとこんな感じ。

ライト、ミディアム、ヘビー、エクストラヘビーがある中でヘビータイプを購入しました。
フィニッシュは一番安いローブラスのものでお値段は15000円ほど。値段は高くなりますがシルバーやゴールドプレートのものや、装飾の入ったものも存在します。

ローブラスなので開封当初はこんな風につやつやですが、現在はかなりくすんで味が出てきています。

実際に装着したところ

ノーマルのピストンボタンと比べると押した感じに違和感はありますがすぐに慣れます。
重さはヘビータイプで250グラム。こちらもはじめのうちは重いなと感じますが、慣れれば全く問題ありません。
装着は純正のキャップやボタンの取り外しとなんら変わりありません。
場所によってネジが固い場合があるので、その場合は無理にねじ込まず別のピストンとローテーションしてみましょう。

対応するトランペットもヤマハやバックをはじめ、シルキー、カンスタル、ゲッツェン、ストンビ、果てはジュピターやキャロルブラスに至るまで非常に幅広く対応しています。

 


実際にノーマル、ヘビー、ライトと吹き比べている映像がこちら。
この動画ではノーマルとライトは違いがよくわかりません(笑)


 

 

メリット、デメリット

僕自身がこれまで使ってきた感想をまとめてみました。

メリット

音のツボがはっきりする。
必要な時に少し吹き込むだけで以前は出なかったパワフルな音が出る。
逆に優しく吹けば太く暖かい音に。

デメリット

今までと同じ感覚で吹こうとすると単に抵抗が強くて吹きづらいだけに感じる。
→よりリラックスし、効率的にエアを使う必要がある。


音が前へ真っ直ぐ飛んでいく感じがするので、逆に言えば自分に返ってくる音が少なくなる。
→いずれ慣れますが、ビッグバンドのように周囲がうるさい環境ではどうなのかなという感じ。

(質量が)重い。上ではすぐ慣れると書きましたが、腕の筋肉がない人はどう感じるかは未知数。

 

という感じです。

最近流行っているヘビータイプのトランペットに興味のある人は楽器を買い換えるのよりはるかに安価にヘビーなトランペットを体感できるというメリットもあります。
しかも楽器本体は今まで吹き慣れた楽器そのものなので買い換えるよりも慣れやすいですよね。

使っている人がほとんどいないので一般の方が手を出すのは不安かと思います。
しかし僕個人としては大変良い結果が出ていますのでここで取り上げてみました。
僕自身はジャズの演奏でしか使っていませんが、このトリムキットを僕に勧めてくれた友人はクラシックでの演奏でもこれを使っているとのことです。

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