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2019.02.06
演奏機材

Monetteマウスピースについて7　最後に

ここまで長々と恥ずかしげもなくモネット信者っぷりを発揮してきたわけですが、ところどころで書いている通りモネットがすべての人にとって最善のマウスピースだとは思いません。

ただ、マウスピースで悩んでいる方にモネットも選択肢の一つとしてなるべく気軽に考えていただければと思い、ここまで記事を書いてみました。

 

機材に対する信用度

僕が普段使っているBach 180ML37SP

「信者」という言葉が出てきましたが、プレイヤーがある意味でその楽器やマウスピースの信者となることは大きなプラスの側面があると考えています。

そもそも自分の使っている機材を信用できなければ練習や演奏には身が入りません。
トランペットを吹いていて何かがうまくいかない。そんなときに練習方法がいけないのか、それともマウスピースか、はたまたトランペット自体なのか…などと悩んでいてはらちがあきません。

もちろんその人に合うマウスピース、合わないマウスピースがあるのは事実です。
しかしそれと同時に、「その人に合うマウスピースの条件」などというものはその人の演奏技術や演奏ジャンル、さらに言うならばその日のコンディションにも左右されることがあります。
ですから現実的にはそのプレイヤーがその時々で最も信頼することのできる機材を使うしかありません。

そういう意味で「信者」と呼べるほどに自分の機材を信用するということは余計な迷いを捨て去り、練習や演奏に集中するという意味で非常に効果的だと思っています。
ましてやプラシーボ効果と言われるように、自分の使っている機材のことを信じきるだけでパフォーマンスがわずかでも向上するのならむしろ積極的に利用してやりましょう。

辛く苦しいトレーニングも重要ですがパフォーマンスの向上はそれによってでしか得られないなどというのは、このような側面からももはや時代遅れだと言うことができます。


 

そのうちあなたの成長とともにその機材への信頼が揺らぐ日がくるかも知れません。
もしそうなったらプロやベテランプレイヤーへ相談してみましょう。
きっと次のステップへ移行するためのアドバイスを与えてくれるはずです。