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Monetteマウスピースについて1(旧ホームページ掲載分)

※以下の記事は旧ホームページに掲載していたものを加筆修正したものです。

ウィントンマルサリスやテレンスブランチャードらによって使われているモネットの楽器ですが、僕もマウスピースはモネットを使っています(2019年現在)。

2017年の秋ごろ、モネットのマウスピースを使い始めるに当たって様々な情報を集めましたが、日本語で書かれている資料をなかなか目にすることが少なく、このマウスピースを使うかどうか非常に悩みました。
ここでは同じように考えている方のためにモネットのマウスピースの解説や一年ちょっと使ってみた感想をおおまかに書いてみようと思います。
ぜひマウスピース選びの参考にしていただければと思います。

モネットのホームページはhttps://www.monette.net

モネットのマウスピース僕が現在使っているResonance B2S3W PRANA


モネットのマウスピースには一般的なものだけでもSTC-1,LT,XLT、そしてそれぞれにクラシック、プラーナという設定が存在します。

また2016年に新しいラインナップとして登場したResonance,Resonance LTも加わってモネットを使ったことのない方にとってはそれぞれの特徴を把握するのは難しいことかと思います。
残念なことに日本国内で全てのラインナップを試せる楽器店は現状ではほぼ皆無かと思います。

ここではとりあえずモネットのマウスピースと他社のマウスピースでは何が違うのかということを大まかに説明していきましょう。

ヤマハのマウスピースとの比較ヤマハのマウスピースとの比較。モネットは短く作られているのが一目瞭然です。


モネット公式サイトでは「良いイントネーションや、楽にハイトーンや大きな音を出したいならうちのマウスピースを試してね」と書いてあります。

確かに非常に大きなスロート径や、ピッチセンターと呼ばれるように一般的なマウスピースと比べて全体が短かく作られていることなどによって効率的な体とエアの使い方さえできていればモネットの提唱している通りの効果を得ることができます。

ただしモネットのマウスピースの特徴として、「効率的な体とエアの使い方」ができていないと一般的なマウスピースに比べて非常に吹きづらく感じることがあります。

ここはあくまで個人的な感想ですが、「モネットのマウスピースは息が取られて吹きづらい」もしくは「唇がすぐばてる」という感想を抱かれる方が多いのはそもそも効率的に息を吸えていなかったり、唇で抵抗を作ることに慣れすぎてしまっていることが多いように思います(詳細は後述)。

スロート径の違い左がBach 6C 右がResonance B2S3W PRANA
わかりづらいかもしれませんがスロート径が全く違います。


上述した通り、モネットのマウスピースのデメリットとして日本では試奏できる場所が少ないという点があります。

最もポピュラーなSTC-1のClassicなら都内でいくつか試奏させてくれるお店は存在しますが、それ以外のモデルは困難かと思います(2018年8月現在)。

また一般的なマウスピースに比べて値段も高く(2018年8月時点でSTC-1 Classicで$252, STC-1 PRANAで$337)、試奏もできないのにそんな高い買い物を・・・しかも吹きこなすのが難しいなんて・・・と思われると購入に踏み切るのは難しいことかと思います。

次回はモネットマウスピースのラインナップとそれぞれの特徴について書いていこうと思います。

 

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